日本では看護師のスペシャリストを養成して、医療施設でより高い水準の看護を提供するために「専門看護師」と「認定看護師」を認定する制度が実施されています。
これは国家資格ではありませんが、看護師の国家資格を取得した能力をベースにしてさらに研鑽を積んで、特定分野において優れた実践能力を持つ人材を育成することが目的です。
専門看護師や認定看護師の資格を取得すると、給与アップや手当を支給してもらえることも多いため、看護師のキャリアアップ方法として非常に有効です。
また、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格も、キャリアアップにつながる資格の一つです。
ケアマネージャーの主な仕事は、介護を必要とされる人に適したケアプランを作成したり、介護サービス提供事業所との連絡調整を行ったりすることです。
主に居宅介護支援事業所や介護施設などに所属し、高齢者の暮らしを改善する役割を担います。
医療依存とが高い利用者も多いため、看護師としての経験がしっかり活かせるでしょう。
ケアマネージャーになることで収入アップが叶うだけでなく、今後ますます需要が高まる介護分野の専門知識も習得でき、将来の活躍の幅も広がります。
ケアマネージャーになるには、看護師として5年以上、900日実務経験を積み、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。
取得するまでのハードルが高いと言われているケアマネージャーの資格ですが、やりがいの大きい仕事に携われるため近年注目が集まっています。